キャベツと誰かのリクエスト
朝、地元のFMラジオにリクエストを出した。
突然、出したい気持ちになったから。
一瞬の、心の傾き。
午前中の、いつもお店でかけているラジオ。
以前、好きだった、女性DJさんが変わってから、ほとんど出したことがない。
でも今日は、
その昔、好きだった頃の番組のリポーターさんが、スタジオにいらした。
忙しい朝に、慌てて出した、
大したことのないメッセージのリクエストは、かかることはなかった。
テレワークの方や、主婦層向けの番組だから、
『当然だよね・・・』と思いながら、
やっぱり寂しい。
進歩がない、私。
正午よりも、早めにお昼ごはんを食べた。
久しぶりに買ってきたお店の揚げ物に、
添えられた、キャベツ。
甘みが強いながら、
シャキシャキとみずみずしく、新鮮で、
目が覚めるような美味しさだった。
寒い冬なのに、ソースをかけただけのキャベツが、こんなに美味しいなんて・・・
『プロは、さすがだなぁ・・・』
と、思いながら。。
お店で流れている誰かのリクエスト曲を聴きながら、
じんわりと、美味しいキャベツをいただく。
なんの曲だか分からないけど、「 I love you 」 って、歌詞があった。
午後は、少ないお客様をやり終えた後、
お買い物ついでに、
近所の小学校を、自転車で通る。
夕焼けの黄色い太陽が、
燦々と、とても強い光で輝く。
光で、やられてしまうくらいに。
写真を撮ったけれど、
逆光で、この強い光が出ない。
こんなに眩しいくらいに美しい太陽が見えているのに、こちら側からだと撮ることが出来ない。
同じ側ではないと伝わらない、歯がゆさ。
しかたないから、目に焼きつけた。
『今日も仕事させて貰えてありがとうございます。』と、太陽に祈って。
綺麗ごとじゃなく、心から、そう思えた。
かからなかったリクエスト、
CHAGE and ASKAの「 太陽と埃の中で 」
今夜、聴こう☆