そっち側の人達
最近、知り合いの同業者の方から、鋏を三丁、研いでいただいた。
早々に2日ぐらいで研いでいただいて、本当にありがたく、夜、お店で、帰ってきた鋏を吹いた。
私は、人に、自分の物を触られるのが苦手という、大変失礼な、変なダメな欠点があるのだけれど…(コロナ禍から)
鋏をアルコール消毒しながら、そんなことも忘れ、じんわりと、鋏を研いでいただいた、感謝を噛み締めた。
なかなか今までなかった感覚。
鋏をわざわざ、研いで下さる方は、そういないから、ただただありがたく染み入った。
ふとASKAさんの、最近、聴いたばかりの、スペシャル番組のラジオを思い出す。
音楽を考察され、音楽を愛する方達。
自分の気持ちを、繊細に的確に、愛情を持って、長文な文章を作れる方達。
私にはない能力と、才能を持ってらっしゃる。
自分の仕事を理解して下さる、助けて下さる方は、とても貴重な存在で、かけげえのない方達だろうなぁと気がついた。
私も、そっちの方に、そっちの人になりたかったなぁ…
と思うばかり。
私は写真を撮るばかり、
最新アルバムの『Wonderful world』の、「だからって」、と、「僕のWonderful world」と、「誰の空」を聴いて、楽しむしかない。