秋の空気に救われて

八月末の土曜日の暑さは、応えた。

もう限界だと思ってしまった。

仕事しながら、換気はしなくてはいけなくて、
クーラーが、全然、効いてない。

かけていないような感じさえ、思えた。

お客様がいない間は、クーラーを止めて、換気。

予約制だから、電話をかかってきてから、クーラーをつけて、少し涼しくなる。

でも開けると、また暑くなる。
その繰り返し。

息苦しい暑さと、不快な湿度。

お店を快適に出来ない、罪悪感。
体も疲れる。

何も言うことない、優しいお客様に、ただ申し訳なくて、いたたまれなくなった。

八月末の土曜日を終えて、もう無理だと思ってしまっていた。
このまま続けていくのは難しいんじゃないのかと。。

日曜日の、TOKYO FMのラジオ、
『Terminal Melody』のASKAさんの「 good time 」で号泣。

昔を思い出す以上に、今の情けない自分を深く感じて・・・
とても美しい素晴らしい曲なのに。


そんな風に、限界を勝手に感じた一日を過ぎた後、
お天気と季節が、ガラリと変わって、
涼しい秋の空気の朝が、やってきてくれた。

とても、救われた気持ちになった。

自分の誕生日の八月がどうでもいい、
九月に感謝と、ひしひしと体で、感じられた。

また再び生きる力を、取り戻す。



幸せは、日常の厳しさのあとを過ぎた時にある、一時。

と、今はそう知った気持ちになれた。

今日も、この涼しい空気に感謝しながら、雨の音を待って、
生きる力を、取り戻す。


暑い夏の日の空気が、
一日で、
秋の風にガラリと変わってしまうように、

コロナ禍も、突然、終わる日が来てくれないかなぁ・・・