まぶたの中の虹の花

晴れた土曜日の21日は、
1日中、買ったばかりのアルバムを、お店でかけていた。

自分の趣味で申し訳ないと思いながら、今日だけは…と、
朝から、かけさせて貰った。

お客さん達は何も言わなかったけど、
眠られたりしていたので、安心しつつ、嬉しかった。

まるで私の役目のように感じたりして…(ささやかな役目)


何人か、やり終わった後、
若い専門学生のお客さんの頭を洗っている時、

「虹の花」が、かかる。

 
最後の素晴らしいメロディの部分、

思わず、誘われるように、目を、つむってしまった。


「瞼閉じてみても…」の歌詞は意識してなかったはずなのに、自然と。


とっても幸せな時間だった。
まぶた閉じても、本当に虹の花が見えた気がした。本当に。

言霊って本当にあるのですね…


忘れていたものが、よみがえってきてくれた瞬間だった。


サービス業の仕事をしながら、こんなことしていて、私はとても半人前だけど。


感謝の土曜日の午前だった。


そして休みの火曜日の今日は、「忘れ物はあったかい」「百花繚乱」の素晴らしい音と歌声に酔う。